10年ドン・キホーテ。
ペコちゃんは、犬生活もうすぐ10年。 晴れた日の昼下がりは、うつらうつらと、過ぎし10年のことを思い出す。 今日は古い蔵書を整理していたら、岩波文庫版のドン・キホーテがでてきました。帯には「ドン・キホーテ!吾々はこの世俗的軌道を脱した人物の中に、永遠に若い羞心と犠牲的精神の偉大さをもう一度見出すべきであろう。」と。 以前に、バーでよく顔をあわせていた大先輩に、私は10年に一度ドン・キホーテを読み返す、と教えてもらった。あらすじはもちろん知っていたけれど、小説としてこの大長編を読み通したことのなかった私は、大先輩の世俗的軌道を軽々と飛び越えた生き方と相まって、妙に感銘を受けたのを覚えている。 ペコちゃんとともにこの10年を振り返るならば、今こそ私はドン・キホーテを読むべきなのかも知れない。「奇想驚くべき郷士 ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」このようにして語り継がれる人生って、毎日が楽しそうではないですか。
晴れた日は食欲が湧く。
今日は快晴で、ずいぶんと日向ぼっこ。
そのせいか夕飯は、おねだりする食欲。
今日のBGMは、披露宴のウェルカムドリンクのときに流したCD。
ボブディランのMTVアンプラグド。
おおらかなギターが、円熟、ということを教えてくれます。
ディランのパフォーマンスは、同じ曲でもそのときどきで全く異なる。
そこで私は「わび・さび」ということを考えます。かつて栄えたその場所が
いまは静かな佇まいをたたえている。そしてその静かな佇まいにかつての栄光が思い重なる。
ボトルネックがゆるやかに踊る「Love Minus Zero/No Limit」に、ライブでの激しい音色が重なる。その合間を行ったり来たりしていると、ディランの声とギターと全ての音が塊となってやってきて、私はなにか大きな力がそこにあるのを感じるわけです。
ディランが「勝手にむこうから歩いてきた」と仰るなにかが。
アーティスト: Bob Dylan
タイトル: MTV Unplugged [Live, 1994]
そのせいか夕飯は、おねだりする食欲。
今日のBGMは、披露宴のウェルカムドリンクのときに流したCD。
ボブディランのMTVアンプラグド。
おおらかなギターが、円熟、ということを教えてくれます。
ディランのパフォーマンスは、同じ曲でもそのときどきで全く異なる。
そこで私は「わび・さび」ということを考えます。かつて栄えたその場所が
いまは静かな佇まいをたたえている。そしてその静かな佇まいにかつての栄光が思い重なる。
ボトルネックがゆるやかに踊る「Love Minus Zero/No Limit」に、ライブでの激しい音色が重なる。その合間を行ったり来たりしていると、ディランの声とギターと全ての音が塊となってやってきて、私はなにか大きな力がそこにあるのを感じるわけです。
ディランが「勝手にむこうから歩いてきた」と仰るなにかが。
アーティスト: Bob Dylan
タイトル: MTV Unplugged [Live, 1994]
雨の日は、あたたかくして名作を。
本日の長崎は雨。日課のひなたぼっこは、ファンヒータの前のおひるねに変更。台所ではお袋さまが、「あいしてそうめん」を流しながらたち仕事。寺田兄のパートが特にお気に入りのご様子。「みんなのうた」での放送が待たれるところです。
久しぶりに、松本大洋氏の「花男」を読む。杉田兄にすすめられ読んだ折の、最初は辛かった描画の雑さが、だんだんとメッセージのパワーに転化していく様をまた味わいたく。だらりと弛緩した日々に読んで貯金しておいて、ここぞ、というときに思い出す。無意識に思い出す。そんな名作です。
著者: 松本 大洋
タイトル: 花男 (1)
久しぶりに、松本大洋氏の「花男」を読む。杉田兄にすすめられ読んだ折の、最初は辛かった描画の雑さが、だんだんとメッセージのパワーに転化していく様をまた味わいたく。だらりと弛緩した日々に読んで貯金しておいて、ここぞ、というときに思い出す。無意識に思い出す。そんな名作です。
著者: 松本 大洋
タイトル: 花男 (1)